ペットと暮らせる間取りとは
・ドッグランや玄関脇に洗い場
今や国内の子どもの数よりも多くなったのがペットの飼育数です。
ペットを「家族の一員」と捉える人もたくさんいます。
そうした世間の動向を反映し、ペットと人間が共に快適に暮らせる家を提案する業者も出てきています。
例えば犬は以前なら屋外の犬小屋で飼育するケースが多かったですが、今では室内で暮らしている犬が多数派でしょう。
すると、犬も運動不足になるので、庭に犬が安心して走り回れる「ドッグラン」を設けるのも、一つの有用なアイディアです。
犬が庭で頻繁に遊ぶようになると、足や体が汚れますから、玄関脇や勝手口の脇に洗い場があると便利です。
また、人間の動線と重ならない場所に、水やエサ、トイレを置いておくスペースを確保すると、人間が歩いている最中に踏んでひっくり返してしまう、というような事態を防げます。
もっとも、ペットは悲しいかな、人間より寿命が短く、いつまでも自宅でペットと住むとは限りません。
最近ではペットと過ごしやすい環境を後付けするためのリフォーム商品なども売っていますから、考え方によっては、最初から特別にペット用の間取りを作る必要は薄いかも知れません。