家族構成別のオススメ間取り - 姫路で一戸建てを建てました!間取り大公開

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家族構成別のオススメ間取り

・年齢や人数で異なる最適解
家族構成によって、どんな住宅が最適かという答えは変わってきます。
ここでは「構成」を年齢や人数といった点で分け、最適な間取りを考えてみます。

まず、体力が衰えた高齢夫婦のみの世帯を例示すると、平屋に近く段差の少ない家が望ましいでしょう。
2階建ての家でも水回りが1階にあれば、高齢者だけになると、ほとんど1階だけで生活する人が多いようです。
年齢を重ねると、体力的に毎日何度も階段を上り下りするのが大変になりますし、若い時と比べ、日常生活を送る中でたくさんの物(服や趣味の道具など)を必要としなくなるという事情があるようです。

一方、子どもがいる子育て世代の場合はどうでしょうか。
長い成長の過程をその家で過ごすと考えると、個別の子ども部屋が要るかもしれません。
子どもの年齢にもよりますが、ベビーカーや自転車、外で遊ぶ道具を置く可能性のある玄関回りは余裕のある作りの方が良いでしょう。
小さい子どもは段差がない方が良いでしょうが、それなりに成長したら、今度は段差のある入り組んだ家の方が子どもにとって楽しいでしょうから、悩ましいところです。

・子どもがいれば2階建てに
上記の高齢夫婦のみの場合を含む2、3人程度が住む住宅は、大きな床面積を必要としないでしょうから、平屋でも良いでしょうし、2階建てにする場合も、例えばリビングを大きな吹き抜け構造にするなど、贅沢な間取りを楽しむこともできます。
子どももいる3、4人以上の家庭では、やはり2階建てが前提になってくるでしょうか。
と言うのも、国土交通省は4人家族が健康で文化的な生活を送る上で推奨している住宅の面積は125平方メートル(38坪)であり、これを建蔽率が50%の地域に平屋を建てて実現しようとすると、宅地は2倍の76坪もいるわけです。
これだけ大きな面積の区画は、よほど郊外の住宅地でなければ、そもそも売り物自体がないでしょう。
そうなると、1階、2階に分けて「125平方メートル」を実現することになるのです。
大人2人の場合と比べると、子どもが思春期を迎えた場合に、少しプライバシーを守れるように個室を用意してあげるなどの配慮が必要な場合もあり、部屋数を多くとれる2階建て、地価が高く広い敷地のない大都市部なら3階建てというのが有力な選択肢になってくるでしょうね。