上手なシミュレーションで、ざっくり予算把握

・ネットで公開中
注文住宅を建てるに当たり、なかなか見えないのが、どんな間取りだと、どれくらいの金額になるかということです。
ただ、この懸念に関しては、ある程度は解決できる簡単な方法があります。
それはインターネット上に公開されているシミュレーションサイトの活用です。
サイトによっては詳細な間取りの設定ができないものもありますが、中には大体の間取りを設定すると、そこから想定される予算がはじき出されるという便利なものもあります。

これらを上手に生かせば、建物に関してはどれぐらいの費用で建つのかという相場が分かります。
ただ、注文住宅が注文住宅たるゆえんは壁紙やドアノブなど、細かなところもたくさんの選択肢があることです。
自分が依頼する住宅メーカーや工務店によっても、大きく坪単価が異なります。
ネットでのシミュレーションの結果は、あくまで相場として捉えてください。
そこはゴールではなくスタートであり、そこから足したり引いたりするので費用は上振れも下振れもするのです。

・施工業者ごとの相場も知ろう
そういう意味では、ただシミュレーションをしていてもあまり意味がありませんので、意中の施工業者が決まっていたら、ある程度シミュレーションした結果を念頭に置いて話をしてみてもいいと思います。
住宅メーカーごとの坪単価はインターネット上のまとめサイトなどに出て居たりしますが、実際のところは門をたたき、その会社に聞いてみた方が正確に分かりますよね。
例えば予算３０００万円のところ、ある程度詳しい設定をしたシミュレーションで２５００万円と出れば、５００万円の余裕があるわけです。
それでお気に入りの業者に聞いてみて２８００万円程度と言われれば、まだ幾らか手を加える余力があるということです。
シミュレーション上の相場を把握した上で、その家を意中の業者で建てた場合の相場を知ることで、その後の家づくりが具体的に勧めやすくなるでしょう。