マンションと比べた一戸建ての利点は

・都心部住まいならマンションか
住宅を購入する際、最初にくるのが一戸建て住宅か分譲マンションかという選択です。
どちらに決めるのかは立地による影響が大きいと思います。
大都市の駅前に住みたいのなら、多くの人にとっては地価が高すぎ、一戸建てを考えるには土地だけで簡単に予算をオーバーしてしまうので、必然的にマンション一択になります。
タワーマンションであれば、イメージとしては数十フロアにある住民で土地の価格を分担して支払うので、一等地であっても１軒当たりの金額は安く済むのです。
それでも郊外の一戸建て住宅よりも高くなる可能性はありますが…。

マンション最大のメリットはそうした一等地に住めることですが、間取りの面から見ても長所はあります。
後述する平屋と同じで、間取りがコンパクトになりますから、家事動線は短く、家族は目の届くぐらいの範囲にいることになります。
ただ、子どもが大きくなったり、増えたりすると、手狭になってしまうかも知れません。
ガーデニングなどの趣味も楽しめませんし、自動車を保有する場合、マンションにもよりますが、立体駐車場だと出し入れも面倒です。

・自由度高く、広々とした一戸建て
これに対し、一戸建てのメリットは何でしょう？
まずは設計の自由度が高い点です。
マンションはオプションにより多少の変更こそできますが、基本的には決まった間取りを微修正できるに過ぎません。
一戸建ては予算の範囲内で好きなように設計できます。
だから２階建て、３階建てにして床面積を大きく、広々とした間取りにもできますし、趣味用の小部屋を設けたり、庭をつくってガーデニングを楽しんだりもできます。
駐車場は家の前、あるいは家の中（インナーガレージ）にあるので、出入庫は楽々です。
マンションは共用部を自分で管理しなくて済むので管理の手間は一戸建ての方が大きいですが、その分、楽しめる範囲も広がるということですね。
夫婦の職場や、よく行く買い物場所など、普段の行動範囲が郊外でおさまり、郊外での生活に抵抗がないのであれば、ぜひとも一戸建て住宅をお勧めしたいと思います。